職員インタビュー②
~福祉の世界で働くってどんなこと?~
「新米保育士、乳児園での1年目が終わって思うこと!」
小田原乳児園 保育士 2年目 石井 美希さん
Q保育士になろうと思ったきっかけは何ですか?
幼稚園に通い始めた頃、私は母親から離れるのが不安で毎日泣いていました。
その時先生が、そんな私に泣かないで園に登園できるよう手作りのスタンプカードを
作ってくれて、「泣かないで、ママと笑ってバイバイができたらこのカードにスタンプ
押そうね」と言ってくれました。
それから少しずつ園に泣かずに登園できるようになり、私はその先生が大好きで
小さいながらも「先生のようになりたい」と思うようになりました。
Q保育士1年目はどんな1年でしたか?
1年目は0歳児クラスを担当しました。身近に小さな子どもがいなかったので、最初はどう関わっていいかもわからず何もかもが不安だらけでした。
そんな時に先輩の先生から「赤ちゃんはしゃべれないけれど、大人の不安を敏感に感じとるからまずは先生が落ち着かないとだめだよ」とアドバイスをもらい、
少しずつ緊張がほぐれ子どもと落ち着いて向き合い関わることが出来るようになりました。
そして2月に行われたお遊び会。
私は自分で初めて作ったペープサートでの歌遊びを担当しました。
すごく緊張しやすい性格の私は始まる前からドキドキ。。。
でも始まると、子ども達は楽しそうに見てくれて、保護者の方からは「うちの子はこのペープサートが大好きで家でも歌っていますよ」と言ってもらい、またクラスの先生からも
「上手にできていたよ」と言ってもらいその時はとても嬉しく、
それまで何をするにも自信が持てなかった私ですがこの経験が今の私の自信に繋がっています。
戸惑いながら迎えた1年でしたが色々なアドバイスをもらい、経験をつんで本当にたくさんのことを吸収できた1年でした。
Q日々の保育の中で心掛けていることは何ですか?
子どもたちの気持ちに寄り添い、出来ないことを指摘するのではなく、小さなことでも出来たことを一緒に一つ一つ喜び褒めていけるようにするということです。保育の技術面ではまだまだですが、子どもの気持ちに寄り添って一緒になって「すごいね」「やったね」と喜び合うことは誰にも負けないくらいできるように心掛けています。
Q石井先生にとって乳児園とはどんなところですか?
乳児園は0歳、1歳の保育園。子どもの初めての一歩や初めての寝返り、
初めてのおしゃべりなどたくさんの初めてに立ち会うことができ、一緒に喜び合うことが
できます。それが今の私の保育士としての喜びであり、やりがいに繋がり、
乳児園の魅力であると思います。
また乳児園の使命である「和顔愛語」(穏やか表情で優しい言葉使い)をモットーに
職員全員が仕事をしている為、乳児園全体がとても優しい雰囲気だと感じました。
先輩の先生もとても優しく、時には厳しくアドバイスをしてくれたり、こんな先生に
なりたいなと思える先輩がたくさんいてもっと頑張ろうと思うことが出来ました。
Q今年の目標は何ですか?
去年は子どもと関わることに精一杯。
周りが見えていなかったことが多かったので今年は広い視野で色々な事に気付いていけるようになりたいです。
また1年目は保護者の方々と話すにもとても緊張してしまいました。
2年目の今年は保護者からもっと信頼されるような保育士になれるように頑張ります!!
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優しい笑顔の石井せんせい、これからもどうか初心を大事にがんばってくださいね!