権利擁護研修《児童部門》を開催しました
2019年1月17日/法人本部
1.権利擁護研修《児童部門》を開催しました
1月7日(月)小田原愛児園4階ホールにて、子ども家庭福祉を専門とする《平本譲氏》を講師にお招きして法人児童部門の『権利擁護研修』を開催しました。この研修には小田原愛児園、小田原乳児園、ほうあんふじ、ほうあんうみの職員約110名が参加しました。
2.学んだこと
平本先生の、情熱的で真剣な、そして時折ユーモアを交えた講義を通じて、以下のことを学びました。
・社会福祉とはどうのような営みなのか
・相手を知るということ~子どもの心を理解しようとする姿勢~
・子どもの養育とは
・子どものケアにおけるストレングス視点
・子どもはどのような大人を求めているのか
・アタッチメント(愛着関係)とは
3.参加した職員の感想
参加した職員のアンケートの一部を紹介します。
- 目に見えることだけでなく、目に見えないもの、言葉や行動の裏側にあるものを感じられるように、子どもに丁寧に関わっていきたい
- できる、できないで子どもを判断するのではなく、その子の良い面を伸ばす視点を大切にしたい
- 子どもにも、保護者にも、同僚にも「あなたが大事」というメッセージが伝わるようにコミュニケーションを多くとっていきたい
- 子どもをたくさん褒めていきたい
4.最後に
研修の最後に、平本先生はアメリカの教育学者のドロシー・ロー・ノルトの「こども」という詩を紹介してくれました。
「子ども」
批判ばかりされた子どもは、非難することをおぼえる
殴られて大きくなった子どもは、力にたよることをおぼえる
笑いものにされた子どもは、ものを言わずにいることをおぼえる
皮肉にさらされた子どもは、鈍い良心のもちぬしとなる
しかし、激励をうけた子どもは、自信をおぼえる
寛容にであった子どもは、忍耐をおぼえる
賞賛をうけた子どもは、評価することをおぼえる
フェアプレーを経験した子どもは、公正をおぼえる
友情を知る子どもは、親切をおぼえる
安心を経験した子どもは、信頼をおぼえる
可愛がられ抱きしめられた子どもは、世界中の愛情を感じとることをおぼえる
今回の研修を通じて、子ども、保護者、職場の仲間への向き合い方や、子どもを支えることについて改めて学びました。学んだことは実践に活かしてこそ意味あるものとなります。職員の皆さん、力を合わせてやっていきましょう!